あの日から
1995.1.17
もうすぐあの瞬間から27年経とうとしています。
その日の朝、小学2年生の私は大きな揺れで起こされました。
その時は『もうちょっと寝ていたかったのに』と、呑気なことを考えていましたが、
親がテレビをつけると日本最大級の緊急事態を全てのチャンネルが伝えていました。
ビルが傾き、高速道路が倒れる。そして襲ってくる火の海。
子供心ながらにそれを理解するのは難しかったですが、大人になるにつれて ことの甚大さを強く感じます。
しかし、その当時の記憶は時間が経つとやはり曖昧になってくることもあります。
傾いたビルはどんな大きさだったか?
高速道路から落ちかけていた車はトラックだったのかバスだったのか?
長田の火の海を沈めようと必死に戦った消防士達はどんな顔だったのだろう?
それを捉え、確かな記録として留める。
それが手に取りやすく、親しみある方法が写真なのかもしれません。
また、
誕生日、七五三、入学式と卒業式を何度かすると成人式等々のそれぞれの場面。
そして何れか出会いがあるのならば結婚を経て、また生命の奇跡が起きれば家族も増えることでしょう。
見返せば確かな幸せを確認できる。
今はスマホでいくらでも写真を残せるいい時代に生きてますから、それを謳歌してみたいものです。